人気のレチノール化粧品(資生堂、ビーグレン、DHC)の3つについて、徹底比較!
実際に使ってみて、それぞれの特徴、使用感、実感などをもとにおすすめを選んでみましたよ♪
レチノールクリームをお探しの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね♡
レチノールの美容効果についておさらい
シワに効く?!レチノールに期待できる効果とは?
「レチノール」は、ビタミンAの仲間です。
ビタミンAはお肌の中にも存在していて、角層の代謝・生まれ変わり(お肌のターンオーバー)を活性化させる物質として働いています。
しかし、乾燥、肌荒れ、加齢などでシワやたるみ毛穴の気になり始めたお肌には、ビタミンAが不足しているのだそうです。
スキンケアでレチノール系成分を補うことで、お肌のサイクルを整え、ヒアルロン酸の産生を促し、お肌のハリと潤いを高め、シワにもいい実感が持てると人気の成分なんですね!
レチノールに期待できる効果
- お肌のサイクルを整える
- お肌の水分量を増やす
- お肌にハリを与える
- たるみ毛穴をふっくら目立たなくする
- シワの改善
化粧品に配合されるレチノールの種類
レチノール系と書いたように、レチノール類には様々な成分があり、大きく分けて医薬品に配合される「トレチノイン(レチノイン酸)」と「その他のレチノール類」に分かれます。
トレチノイン(レチノイン酸)はお肌に存在する活性物質そのもので、高い効果がある一方、皮剥け・赤み・極度の乾燥など副作用を伴うため、医師の監督のもとでのみ使用が許可されています。
その他、化粧品に配合されるレチノール類には以下のようなものがあります。
- 純粋レチノール
- パルミチン酸レチノール
- 酢酸レチノール
- レチノイン酸トコフェリル
- プロビタミンA
- カロテノイド
など。
純粋レチノールは効果が高い反面、刺激が強めで安定性が悪く、化粧品に配合するには高い技術を必要とします。
そのため、純粋レチノールを配合しているブランドはかなり限られています。
一方、パルミチン酸レチノールや酢酸レチノールは、レチノールの安定性を高めたものですが、そのぶん、効果は半減しています。
高い効果を求めるなら、純粋レチノールを配合したものがオススメです。
注意点と効果的な使い方
注意連として、まれにレチノールに対して過敏に反応してしまう体質の方がいます。
化粧品に配合されるレチノールは0.1%以下と少量ですが、そういった体質の方は、乾燥・赤み・かゆみ・皮剥けが起こる場合があります(レチノイド反応)。
最初のうちは2〜3日に1回から初めて徐々に回数を増やす、それでも合わなければ他の成分を検討したほうがいいでしょう。
また、レチノールは光に弱く、紫外線に当たると壊れてしまいます。
レチノール化粧品を使うときは、必ず日焼け止めを塗りましょう。
人気のレチノールクリーム 3種類を比較してみました!
ということで、いよいよレチノール化粧品を比較していきますよ!
今回は、レチノール配合クリームの中でも、国産で人気の高い3種類をピックアップして、徹底比較してみました!
まずは基本の情報を表に整理してみましたよ♪
![]() |
![]() |
![]() |
|
商品名 | 資生堂 美容濃密 リンクルクリーム |
ビーグレン レチノAエッセンス |
DHC レチノAエッセンス |
分類 | 医薬部外品 | 化粧品 | 医薬部外品 |
レチノール系成分 | レチノール | レチノール レチノイン酸トコフェリル |
ビタミンA(レチノール) |
シワの効果 | しわを改善する | 乾燥による小じわを目立たなくする効能評価試験済み | 乾燥による小じわを目立たなくする効能評価試験済み |
内容量 | 15g | 15g | 5g×3 |
価格 | 5,800円(税抜) | 6,000円(税抜) | 3,600円(税抜) |
目元 | ◎ | ○ | ○ |
おでこ、首 | ○ | ○ | ○ |
ほうれい線 | △ | ◎ | ○ |
価格はもちろん、医薬部外品として効能が認められているかどうか?レチノール系の成分は何が配合されているのか?もチェックしておきたいポイントです。
続いて、クリームの質感を比較してみます。
商品名 | 資生堂 美容濃密
リンクルクリーム |
ビーグレン
レチノAエッセンス |
DHC
レチノAエッセンス |
質感 | ![]() |
![]() |
![]() |
保湿力 | ◎ | ◎ | ◎ |
ベタつき | ○ | ◎ | △ |
使い心地 | みずみずしい使用感で、潤いベールで守られる感じ | こっくりとしたクリームながら、スっとお肌に溶け込んで気持ちいい | こってり濃厚なクリームで、肌表面がつるんっとなる |
資生堂とビーグレンは黄色いクリーム、DHCは白いクリームです。
どれもベタつかず、保湿力もバッチリでした!
あえていうなら、ビーグレンは一番軽い使用感、1番こってりと重いのがDHC、中間が資生堂という感じです。
続いて、商品ごとの特徴をさらに詳しくみていきたいと思います。
資生堂 美容濃密リンクルクリーム
まずは、資生堂から発売のエリクシールシュペリエル エンリッチドリンクルクリームS(通称 美容濃密リンクルクリーム)について詳しく見ていきましょう。
なんと言っても、この商品のポイントは、有効成分 純粋レチノールの効能として「しわを改善する」効果が厚生労働省から認められていること!
通常、化粧品は肌トラブルの予防として使うものですが、美容濃密リンクルクリームは日本香粧品学会が「新規効能取得のための抗シワ製品評価ガイドライン」にて定めたシワグレードの「シワレベル4」、つまり目尻の浅いしわ&やや深いしわが混在する状態まで改善効果が示されたのです!
年齢37歳〜54歳(平均年齢46歳)の目元のシワを対象に行われたモニター試験では、たった90日で見てわかる改善効果が認められました。
ただし、資生堂 美容濃密リンクルクリームで注意したいのは、あくまでポイント使いに向いた商品であるということ。
おでこや首など、広い部位に使う場合、1本では2〜3週間しか持たず、他の2本に比べてコスパが悪くなります。
また、ほうれい線は乾燥や表情が原因の他のシワと違い、「たるみ」の要素が強い特殊なシワになります。
ほうれい線をなぞるようにハの字に塗ったのでは大した効果は期待できず、頰全体に塗って全体的にハリを高めていく必要があります。
そんなわけで、ポイント使い用の美容濃密クリームは、ほうれい線にはちょっと使いにくいかなーと判断しました。
レビュー資生堂 美容濃密リンクルクリームを実際に使ってみた!
ビーグレン レチノAエッセンス
次に見ていくのは、ビーグレン(b-glen)のレチノAエッセンスです。
ビーグレンは資生堂、DHCに比べると知名度は落ちますが、口コミを中心に広まった根強いファンを持つブランド。
アメリカのドクターケラー博士が開発した新しいリポソームの技術「キューソーム」を使って浸透力にこだわっているのが特徴です。
この商品で注目したいのが、最新の成分をふんだんに取り入れているところです!
医薬部外品(薬用化粧品)は有効成分と効能をうたえること、また薬という漢字の印象もあって効果の高そうなイメージですよね?
しかし、医薬部外品には細かい決まりがあり、有効成分以外の成分も使えるものがかなり限られています。
たとえ高い効果のデータが出ていたとしても、最新の成分は、大企業が膨大な費用と時間を費やして認可を取らない限り配合されることはありません。
ビーグレンは、あえて医薬部外品にしないことで、「レチノイン酸トコフェリル」や「トリフルオロアアセチルトリペプチド-2」など、最新の成分をふんだんに取り入れているのが資生堂やDHCと違うところ!
特にレチノイン酸トコフェリルはレチノールにビタミンEをくっつけた成分で、レチノールよりもう少し深いところまで働いでくれるタイプの成分になります。
伸びのいい全顔タイプで、3種類全部を使い比べて見た結果、ほうれい線に1番いい実感を持つことができました。
DHC レチノAエッセンス
最後に見ていくのは、DHCのレチノAエッセンスです。
10年以上、変わらぬ人気で支持されている超ロングセラー商品なのだとか。
ポイントとして、レチノールを有効成分とした医薬部外品ではありますが、資生堂のような「しわを改善する」効果は認められていません。
医薬部外品として期待できるのは、肌荒れを防ぐ効果。
シワに関しては、乾燥による小じわを目立たなくする効能評価試験済みという化粧品と同じ効果までです。
他に比べて圧倒的に価格が安いので、「プチプラ好き」の方にはいいかもしれませんが、成分が公開されていないので何が入っているか不安はありますね。
こってりと濃厚な質感で保湿力は高いのですが、実感としては1番マイルドな印象を持ちました。
まとめ:目元のシワに資生堂、ほうれい線にはビーグレンがおすすめ!
今回は、人気のレチノール化粧品について、徹底的に比較してみました!
3種類のレチノールクリームをひと通り試してみた感想としては、どれも保湿力が高いのにベタつかず、しっとりとしていて塗り心地がいいこと。
お肌にパーンとハリが出て、他の化粧品よりもシワに対して実感が持てたことです。
中でも、目元には資生堂 美容濃密リンクルクリームが、ほうれい線にはビーグレン レチノAエッセンスが、とてもいい実感を持てたのでオススメです!
このブログでは、商品ごとの詳しいレビューの掲載しているので、気になる商品があったら、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね^ ^